書店が大好きです。でも書店の保育の棚だけは苦手です。
どの書店でも保育のコーナーに立つと、
「ここは昭和か!?」と叫びたくなる私です。
今日も眉間にシワを寄せたまま、書棚の前でしばらく立っていました。
いつものことながら保育の棚では本との出会いがなく、他の分野を探しにいきます。
先日行ったY書店の絵本の書棚は、
選書も並べ方もポップも素晴らしく、このポップはどんな店員さんが書いたのだろうとワクワクしました。
しかし隣の保育のコーナーでは、がっくりと気落ち。
小ジャンル分けのプレートが昭和のままなのです。
いつも書店で感じる、保育界の失われた30年・・・。
Y書店の分類は、
「パネルシアター」「壁面」「ペープサート」「歌遊び・指遊び」
「園行事」「折り紙」「器楽合奏」「造形遊び」「劇遊び」「言葉かけ」
昭和の幼児教育イメージそのものでした。
もちろん環境構成に関する本は売り切れなのか見つかりません。
今日行ったJ書店は、東京駅の二大書店以上に保育書が充実。
全部で17の保育の棚がありました!素晴らしい!
ただ、その分類は、「保育実務」が5棚、「保育一般」が4棚、
「保育理論」「保育フェア」「指導計画」「障害児保育」
「子育て支援」「パネルシアター」「養成教育」です・・・。
本は充実しているのに、ああ分類がもったいない。
私が見ている間、5人のお客さんが棚の前で探していましたが、
皆さん何も買わずに帰っていきました。えっ待って…。
私のようなマニアでない限り、17の棚から本を探すことは無理です。
本が決まっているのなら通販でよいし、きっと本を探しに書店に来たのでしょう・・。
「何かお探しですか、それならこの本はいかがでしょう」と声をかけたい、