挑戦も、安心も、の園庭環境
2018-03-26


ですね。(カバー裏より)

環境構成の原則の研究者として、
とても面白いと感じた部分は、
p38のコラム「どんな『動き』を誘いだしたいか」です。

木村先生は、乳幼児期に身につけていく動きを、
@地球で生きていくために要求されるもの、
A生活を維持・向上させるために要求されるもの、
B社会を維持するため・競技に取り組むために要求されるもの
の3つに分け、
@Aを優先することが大事だと述べます。

この観点で、改めて全体の写真を見直すと、
自然界にある形状に近い遊具づくりが行われていて、
「直線、等間隔、同じ太さなど自然界では存在しないパターンで構成された」
人工的な遊具よりも、@の動きを引き出し、
自分の身を守る力も高まるように構成されていることがわかります。

p124の「声かけの怖さ」は、
保育者や保護者に読んでほしい部分です。

最後に、p146〜157の
小林じゅん子先生(前西池袋そらいろ保育園園長)が書かれた
「私たちの縁庭物語」は、感動ストーリーでした。
読み終わった後、「すばらしい」と拍手したくなります。

園庭を改善してみたいと思う保護者や保育者は、
まずプロローグと第一章のカラー写真をながめ、
そして「私たちの縁庭物語」を読んで、
そして本文へは、いかがでしょうか。

今回は、私の本に対してAmazonにいただいたコメントを
ちょっと真似して書いてみました。

今日は、研究会のエクスカーションで、本書に紹介されている
鳩の森愛の詩瀬谷保育園さんへおじゃまします。楽しみです。


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