食事の指導で迷っているという保育者にお勧めしている本があります。
クレア・ルウェリン、ヘイリー・サイラッド「人生で一番大事な1000日の食事」ダイアモンド社 2019
子どもの食事についての様々な研究が紹介されています。
たとえば、
・子どもは「甘い物は栄養がある」と認識するために好きであり、「苦い物は毒がある」と認識するために、苦みのある野菜を嫌う。
・子どもは、生まれつき小食の子どもとたくさん食べる子どもがいる。食事量は子どもにより異なる。
・子どもにプレッシャーをかけると、食事量は減り、好き嫌いが増える。子どもに強要しない食事指導は、科学的な指導である。
7月にある園の研究発表を聞きました。
食欲が薄い子どもへの働きかけで子どもが変わったという実践です。
その内容は、遊びや生活全体を通して、
食事への関心を促し、食事の意欲を改善するものでした。
食事の環境の改善や、野菜づくり、食に関する多様な教材研究が紹介されていました。
この実践を聞いて、上の図が浮かびました。
優れた保育者は、子どもを変えようとするのではなく、
食事の環境や関わり、教材、遊びなど、