3・4・5歳児の保育
2010-09-10


私がブログを更新していると、「研究から逃げているんじゃないの?」との鋭いつっこみが・・・その通りです。

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写真:小学館保育ネットより http://family.shogakukan.co.jp/teachers/youjitohoiku/

保育雑誌といえば、デフォルメされたくまちゃん、うさちゃん、けばけばしい色、幼稚な雰囲気というのが定番でしたが、最近、表紙のセンスがいい保育雑誌が現れはじめました。小学館「3・4・5歳児の保育」も、毎回「すてき〜」と思わず叫んでしまいたくなるような表紙です。大学の図書館では、一番目につくところに置いてあり、(うんうん、これからの保育者にはセンスの良さが大切。保育雑誌もこうでなくっちゃ!)と毎回、見るたびに大満足です。

私が保育者だった頃、保育雑誌や保育の本の表紙の幼稚さは、自尊心を低下させる要因の一つでした。本屋で買うときはとても恥ずかしく、小脇に抱えた姿はどうみても「専門職」には見えません。机に置くときには、表紙が保護者に見えないように隠していました。 かわいい表紙が並ぶ保育雑誌のコーナーは、「保育者は幼稚な人間」と見られている気がして、ちょっとつらいものがあります。

「3・4・5歳児の保育」には、壁面コーナーがないのがいい。代わりに自然物を使った遊びが紹介されています。今月も素敵ですね〜。毎月色画用紙で壁を飾るよりも、季節の花や、本物の季節飾りを置くほうがずっと素敵です。壁面いっぱいに原色の色刺激を貼っていたら、子どもたちは安心して遊ぶことができません。また視覚刺激に弱いお子さんの場合には、落ち着きがなくなってしまいます。

今月号には、わたしのつぶやきも掲載されています。もしも書店で見かけたら、手にとってみて下さいね。

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